オレの自転車
ロードバイクぶっていましたが、クロスバイク
クロスウェイの150R・・・あさひ専売のモデル
それを自分でドロップハンドルにした
巷ではおススメされないクロスバイクのドロップハンドル化
約2年弱、1万キロ以上乗ってきたので感想を書いてみようと思う
クロスバイクのドロップハンドル化がおススメされない理由
ロードバイクにはなれない
重い
ロードバイクの軽快さの大半て軽さだと思う
軽さを求めるためにライフを削って素材を軽くしたり
手間を掛けた製法で軽量化したり
その積み重ねが軽快さを生むと思う
ロードバイクには乗った事が無いので想像ですが・・・
そんなロードバイクと
大量生産で酷使されるクロスバイクがロードバイクと同等に軽いわけが無く
そこにハンドルやSTIレバーなんか取り付ければ余計重くなる
遅い
サイクリングロードを走っていると
一漕ぎで明らかに差をつけていくロードバイク
確かにオレの貧脚と違ってフィジ(ry・・・も逃げ出すぶっとい足な人が多いけど
フレームの作りが違う
推進力が明らかに違う
そこはドロップハンドルにしたところでどうする事も出来ない差
コンポーネントの問題
ディレイラーとかスプロケット、ブレーキなんかの一式の事
安いモデルだとクロスバイクでも使われているクラリスなんかのロードバイクもあるけど
乗り続けてグレードアップしようと思うと105以上がベストと言われているので
わざわざ低グレードのコンポをドロップハンドル化するより買い換えてしまった方がコスパがイイ
面倒くさい
部品の交換
ハンドル
レバー類
ワイヤー類
小物
全て交換が必要
自分でするとなると、まぁ面倒くさい
特にワイヤーの取り回しなどただ変えればいいわけでもなく
長さ、固定方法、アジャスターの位置など全て考えなくてはならない
ポジション合わせ
まず、ドロップハンドルって何種類もあるのね
幅、ドロップ量、形など
ハンドルステムの長さや角度
シフトレバーの取り付け位置や角度
正解なんか無い物
トライ&エラーが苦になる人には苦行だと思う
メンテナンス
メーカーの指示に従ったメンテナンスではなくなる
メンテナンス方法、メンテナンス時期、必要パーツ
全て自分で選択して、手配、交換、使用した部品の廃棄
ドロハン化したクロスバイクを面倒見てくれるお店に出会えれば丸投げ出来るけども
大概は自分でやらないとならない
思った以上に費用が掛かる
ハンドルとレバー
まぁドロップハンドルに交換するんだから部品は必要
アルミハンドルに低グレードのシフトレバー
中華製コンポなんかではかなり費用は抑えられる
ただし、耐久性がイマイチだったり
部品として出来なかったりと
アフターフォローが期待できない
ワイヤー類
シフト、ブレーキの位置が変わる
当たり前だが、ワイヤーやアウターチューブの長さ、取り回しも変わる
車両に装着されている物は使えないので新規で交換が必要
また、長さも調整しなければならないので
ワイヤーカッターは必須
バーテープや小物
グリップからバーテープに変わる
バーテープも必要だけど、ワイヤー固定用のビニールテープなども必要
フラットバーからドロップハンドルに変更するとハンドル径も変わる
ベルやライト、反射板
後付けで取り付けたスマホマウントも交換が必要になる
ドロップハンドルにした理由
ポジションの改善
フラットバーの時は窮屈だった
自転車トレーニングを始めて一番感じた事
胸辺りがものすごく痛かった
筋肉痛だったんだと思う
肩に力が入っていたのか
同じ姿勢で漕いでいたからなのか
とにかく痛くて
そしてハンドルが近いと思っていた
クロスバイクってフレームサイズがロードバイクほど豊富じゃない
身体に合っていなかったのかもしれない
肩の力を抜きたかっ
上半身の力を抜け
バイクの講習なんか行くと常に言われること
上半身の力を抜くと下半身の踏ん張りも効く
逆に常に肩の力が入っていると必要以上に疲労がたまる
速度を出そうとするとき
長い距離を走ろうとするとき
肩の力は抜く必要が有る
前傾姿勢になりたかった
背中が突っ張っていると腕が伸びる
そして肩にも力が入り腕のショック吸収性が失われる
背中を丸ませ
腕の衝撃を上半身全身で受け止める事で疲労が軽減される
握り心地の改善
グリップを使いたくなかった
握る力が強いのか
腕に力を入れすぎているのか
グリップがすぐ回る
そして抜ける
そこが気に入らなくて走行中ストレスを感じていた
バーテープで握り心地を変えられる
世の中には数えきれないくらいのバーテープが売られている
材質、厚さで握り心地が変えられるので
走行中のストレスの軽減が図れる
握力を使いたくない
滑りやすさや太さで握る強さが必要になる
握力を使えば腕や肩に力が入る
そして、衝撃も腕や肩で吸収できなくなるので
疲労がたまる
スペック
コンポーネント
ここで話すコンポーネントはディレーラーの話
自分のクロスバイクがフロント2速、リア8速だった
STIレバーがこのギア数に対応していた
ブレーキ
クロスバイクに装着されているブレーキはVブレーキが多いとの事
そしてSTIレバーでは引き代が足りなくブレーキが利かない事がある
しかし、Vブレーキも2種類あり普通のとショートがある
ショートが付いていた
ハンドルステム
自転車のハンドルの取り付け部分は2種類あるらしい
https://www.cb-asahi.co.jp/contents/category/howto/parts_stem/
装着されていたステムがアヘッドステムのØ31.8だった
ドロハン化に必要な項目
ポジションの確認
フラットバーでぴったりなら諦める
ドロップハンドルにするとポジションが遠くになる
フラットバーの時点よりさらに腕が伸びる
伸びきった状態で乗るのは危険なのでフラットバーで乗っている状態をまずは確認する
ジオメトリーをロードバイクフレームと比較する
ジオメトリーって自転車のフレームの各部のサイズの事らしい
そしてそのサイズ表って各メーカーから提示されている
自分が乗っているクロスバイクと同じメーカーのエントリーモデルのロードバイク
大きく違わないか一応確認しておく
詳しい事は俺には分からないが
ハンドルの低さ
ハンドルの高さはポジションにも大きく関わってくる
高すぎれば肩に力が入り
低すぎれば腕が伸びきってしまう
ステムのスペーサーで調整できればベスト
各部品の確認
コンポーネント
ギアが付いてる部分の話
贅沢を言えば105以上が欲しい所
ただ、STIレバーが設定の有るシリーズならとりあえずOK
ハンドルステム
アヘッドステムでハンドル径Ø31.8が固定出来る物
ロードバイク用のドロップハンドルとしてラインナップされている物の多くはクランプ径31.8Ø
ブレーキ
ドロップハンドルにする為にはSTIレバーを使用しなければならない
そのSTIレバーに対応しているブレーキはキャリパーブレーキというものだけ
基本的にクロスバイクに装着されているのがVブレーキ
その中でもショートタイプであればSTIレバーでもなんとか引ける
ただし、かなりシビアに調整が必要
必要部品
ドロップハンドル
まずはハンドル
材質から形状と様々な種類が有る
使用用途から好みまで様々な選択ができるけど
まずは自分の体形に合ったハンドル幅の物を選ぶ
前へならえをした手の幅が選ぶハンドルの幅の基準になる
シフティングレバー
必要部品のシフティングレバー
高い物を探せば天井知らずだが
最近は低コストでそれなりな物が多くあるようだ
装着されているコンポ、主にギアの枚数に対応している物を選択した
アウターチューブ&インナーワイヤー
レバーの位置
ワイヤーの取り回し
全てが変わるので張り替える必要がある
ワイヤーアジャスター
フラットバータイプのレバーと違い
ドロップハンドル用のレバーはワイヤー調整用のアジャスターは付いていない
なので取り回しの途中にアジャスターを取り付けなければならない
バーテープ
フラットバーのグリップから
ドロップハンドルに変更するにはバーテープの購入も必要。
色やデザイン、好みで選んでいいと思う!
難しい所はオレには分からない
ハンドル径の変更に伴う部品
握り径はフラットバー22.2Ø⇒ドロップハンドル23.8Øに変更になる
ベル、ライト、スマホマウントなど
握り径の変更に伴って必要な部品が出てくる
ドロハン化のメリット
運転が楽しくなった
とにかく運転が楽しい
カスタムやチューニングをした後
理由は無いけど兎に角楽しい
思い通りになっているか
思いもよらなかった発見が有るかもしれないしね
シフトチェンジが楽しい
ロードバイクのSTIレバーってF1のパドルシフトのようなものだよね
どちらともレースの中でより速くより正確にシフトチェンジを行えるように開発されたシステム
最低限の動作でシフトチェンジが行えるの
無意味に変えたくなるよね
ダンシングが楽しい
フラットバーで立漕ぎをするよりも
ドロップハンドルの方がより全身で振っている気がする
そしてね、弱ぺダごっことかツールドフランスのラストスプリントみたいで気分が上がるね
楽になった
肩の力が抜けた
もともと窮屈なポジションで乗っていた影響も有ると思う
ブラケットや下ハンドルを握れるようになった
ポジションに余裕が持てるようになったにで肩ひじの力が抜けるようになった
グリップが必要無くなった
フラットバーの時、上半身に力が入っていたせいも有るだろうが
グリップを強く握りすぎて
よく回ってしまったりすっぽ抜けてしまったりとストレスだった
カスタムパーツが豊富
ライトマウント
スマホマウント
軽量だったりコンパクトなベルなど
法律上装備しなければならない部品も多い
ロードバイクに合わせた軽量かつコンパクトな部品が取り付けられる
カスタムが楽しい
ポジションのトライアンドエラー
お金を掛けずいじれる場所でも
ハンドルの角度
ハンドルの高さ
ブラケットの位置や角度など
かなりの自由度が有る
お金を掛ければ
ハンドルステムの長さや角度
ハンドル自体のサイズ
ハンドルの形状
研究と言えるテーマだと思う(笑)
バーテープの探求
バータープの手触り、材質、厚み
握り心地や握った太さ
これらが変わってる来ると手の疲労度が変わってくる
自分に合ったバーテープを探すのも一つの楽しみだ
ライトやスマホマウントのカスタム
ロードバイクの楽しみ方はレースだけではない
ロングライド、ブルベ、ランドヌールなど
走り方に合わせてライトやサイコンなどのマウント類もリリースされているので
例えレースやイベントに出なくても自分の走りに合ったマウント類を探してもいいと思う
ドロハン化のデメリット
全て自分でやらなくてはいけない
そもそもやってくれるお店は有るのか
掛けたお金の割に性能が鞆わないドロハン化
やりたがらないお店の方が多いと思うのでまず、やってくれるお店を探すのが大変
オレは諦めた。
ドロハン化に伴う部品交換
レバーとハンドルだけ変えればすぐにというわけではない
結局そこそこ金額もかかってしまうし時間も労力もかかる
メンテナンスやポジション出し
メーカーが出している完成車では無い
まず、自分に合った部品を選ばなければいけない
そして消耗品も自分で覚えて洗濯しなくてはいけない
トラブル
初期トラブル
どんな工業製品も初期トラブルはつきもの
それが製造的な物だけではなく選択が間違っていたってことも有る
自分で選んで自分で取り付けた部便ならなおさら初期トラブルは気を付けなければいけない
出先でのトラブル
基本現地でトラブルを起こさない事が一番だけど
現地でトラブルを起こしてしまった場合
最悪、現地で調達できればいいが現地で調達液ない物
海外製品だったりマイナーメーカーだったりと
そんな部品をそんな部品を出来るだけ使用しない
消耗によるトラブル
使用していれば消耗は仕方ない
消耗したからと出先でトラブルを起こしていい理由にはならない
自分で選択をし自分で取り付けた部品であれば
日常的に点検、壊れる前に交換を徹底したい
補修部品
使用した部品を覚えていなければいけない
完成車やメーカー推奨部品などがあれば問い合わせ先が有る
しかし、自分で選択をし自分で取り付けた部品
使用した部品も自分で覚えていなければいけないのでシッカリデーターを取っておかないとならない
届いた部品をいざ取り付けようとして間違っていたことに気づいても
自転車に乗れない日が発生してしまう
欠品や生産廃止
部品を取り付けた時、
その部品が最新な物なのか、慎重に選ばなければならない
仕様変更で取り付けができれば問題ないけど
取付ができない場合、余計に作業が必要になってしまう
そもそも使用方法や装着方法が間違っている
特に自分で作業を行った場合
間違いはよくある事、
プロの目で見てもらえない
トラブルで自分が痛い目に合うだけならまだしも
他人に迷惑をかける事が一番あっちゃいけない
まとめ
お金が無いからとクロスバイクをドロハン化って思いつくが
実際にやってみて、お金以上に時間と労力は必要だし
結果的に安いロードバイク買えたんじゃないかって位お金をかけてしまった
それにお店には出せない代物になってしまったし
なにより、ロードバイクにはなれない
ハンドルが変わったからと劇的に早くなるわけがない
おススメはしない