スプロケット丁数を変更した理由
高速道路での快適化
１００ｋｍ／ｈ巡航時の回転数を下げる
ツーリングの距離を伸ばそうと思えば思うほど高速道路の使用頻度は高くなってくる
ＧＳＸ２５０Ｒにとって１００ｋｍ／ｈ巡航はクルージングと言うには余裕が足りないと思えてくる
その主な原因は時速１００ｋｍを出すのに回転数が高すぎる事
１１０００回転しか回らないエンジンで８０００回転を回さないと時速１００ｋｍは出ない
エンジンの７割以上のポテンシャルを使うことがクルージングとは言えないだろう
１００ｋｍ／ｈまでの到達時間を減らす
以前にも書いたと思う
他車種とツーリングに行って一番速度差を感じる時
追い越しなどの加速区間
加速性能が欲しいのならギア比を軽くすればいいと思われがちだけど
現状のエンジンは高速巡航時に高回転域に達している
そこから更に高回転域になってしまったらエンジンは更に余裕がなくなる
巡航時の回転数を下げ、よりトルクで加速させることで時速１００ｋｍまでの到達時間を短くできる
エンジンに余裕を持たせる
レッドゾーン１１０００ｒｐｍ
そのエンジンで８０００ｐｍを回していたら７５％のパフォーマンスを出していることになる
巡航とは言い難いと思う
高回転を維持し続けるとなると常にスロットルを開いていなければならない
また、上り坂や向かい風の影響ですぐに回転が落ちる
疲労軽減
回転数を減らして振動を減らす
回転数が高くなると
・振動が増える
・排気音が大きくなる
それもエンジンの味だと言えばそうだけど
長い時間、振動と騒音にさらされていれば疲れる
アクセル操作を減らす
捻る範囲が増えれば手首も疲れる
スロットルを捻る量
スロットルの操作範囲
これらを減らすことが手首の疲労軽減になる
速度維持を楽に
高回転になれば出力は発生するがトルク（回そうとする力）が減る
よって追い風や上り坂などの路面抵抗で速度が落ちる
同じ速度でも回転数を下げ、トルクを発生させ速度維持を楽にする
速度維持に気を使わない分精神的に楽になる
何故、フロント１６丁 リア４４丁なのか
兎に角１００ｋｍ／ｈ巡航時の回転数を下げたかった
フロントスプロケットを大きく
リアスプロケットを小さくした場合デメリットも発生する
そのデメリットが発生してでも第一に巡航時の回転数を下げたかった
フロントの最大が１６丁
ＧＳＸ２５０Ｒ用としてラインナップされているスプロケットの中で
サンスターが最大の１６丁をラインナップしていたから
フロントを２丁上げたらリアは２丁下げる
前後のスプロケットの丁数でチェーンのコマ数が変わってくる
もし片側だけ丁数を変えてしまった場合
・チェーンのコマ数が変わってしまう
・チェーンの伸び調整ボルトのメモリが変わってしまう
どちらかの現象、もしくは両方発生してしまう
それが嫌だったので
フロント２丁上げ
リア２丁下げを選択した
スプロケット丁数の変更に使用した部品
フロントスプロケット
商品
メーカーホームページ
サンスター製品オフィシャル適合検索ページ スプロケット チェーン ブレーキディスク…
選んだ理由
流用情報は色々とあるけど
ＧＳＸ２５０Ｒ用として最大丁数だから
リアスプロケット
商品
メーカーホームページ
サンスター製品オフィシャル適合検索ページ スプロケット チェーン ブレーキディスク…
選んだ理由
ＧＳＸ２５０Ｒ用で４４丁は各メーカーから出ているようです
そして素材はスチールを選択した
約３万キロ走ったノーマルスプロケットだったけど
消耗した痕跡が無かった
長い付き合いが出来そうだと思った
ドライブチェーン
商品
メーカーホームページ
選んだ理由
特にメーカーの拘りは無かった
ただ日本に住んでいると
・ＲＫ高砂
・大同工業
・江沼チヱン
より取り見取り
今回はお店のキャンペーンと店員さんのおおススメ！
若いころはロゴや色なんかで選んだけど
何が良くて何が悪いかなんて比べられるほど交換なんかしていられない
プロに選んでもらった
そして、メッキ無のスチール
理由は安かったから。
実際に変更してみて
良かった点
１００ｋｍ／ｈ巡航がやっぱり楽
巡航時の回転数が下がって
排気音が小さくなって
振動が減った
身体的にかかる負担が減った
そして、低い回転数で走れることで
向かい風や勾配にスピードが落ちない
スロットル開度も下がった事で
スピードコントロールをするためのスロットル開度の範囲も狭くなった
各ギアの使用頻度が増えた
同じ速度を出すのにエンジン回転数が低くなった
今までシフトアップしていたタイミングが遅くなる
ノーマルだと発進から世話しなくシフトアップしていた
特に街乗りで忙しさから解放された
とにかく疲れない
低回転で走れるようになったので
・排気音のうるささ
・振動のストレス
高速巡航時も
・速度の維持
・加速の時間
街乗りの
・シフトの忙しさの解放
今までも楽なバイクだとは思っていた
スプロケットを変更する事でより楽に乗れるようになった
問題無かった点
発進
発進が苦労すると聞いた
重たいギアで自転車を漕ぎ出すようなものだと
だから２速発進の練習をした
ノーマルスプロケットの２速発進よりは楽に発進出来た
そして、エンストもしなかった
上り坂
菅生のような勾配のキツイ、サーキットでタイムを出したり
ヒルクライムタイムトライアルをしたり
峠で伝説のライダーになる
なんて人には向かないと思うけど
まったりツーリングするなら問題ないと個人的には思う
上り坂がキツイと思ったら１つギアを落とせばいいと思う
１速でも登れない場所ならルートを変えればいいと思う
スプロケットのサイズ変更による不具合
特にフロントスプロケット
スプロケットカバーに当たってしまったり
チェーンライナーに当たってしまったりと
取付作業の時に注意を受けたが今の所問題が無い
イマイチな点
より、もっさりしたバイクになった
もともとＧＳＸ２５０Ｒと云うバイクはキビキビ動くバイクじゃない
それをより高速化にする変更なので加速は鈍る
ストップ＆ゴーの町中や峠道を俊敏に走るような走りを求める人には向かない
覚悟をしていた俺でもやっぱりもっさりしたと思う
作業が大掛かり
交換作業をする為に必要な作業が多い
タイヤの取り外し
チェーンの張り調整
そして、駆動系の作業
何かあった場合命に関わる
最悪は他人に迷惑をかける事になる
オレは今回お店にお願いをした
ついでにタイヤ交換もしたかったので
まとめ
感想
- 思った通り高速巡航が楽になった
- 思った以上に乗りやすくなった
- よりマイルドなバイクになった
こんな人にオススメ
- 高速道路を多用する人
- スピード感＜楽に走りたいひと
- シフトが忙しいと感じてる人
評価
